火の国の錆が生み出した美

熊本県阿蘇地方の持続可能性を前提にした地域活性化の下調べ、一泊二日の旅。阿蘇黄土と呼ばれるこの土地独特の土の採掘場にて。この錆を生み出したのは褐鉄鉱とも呼ばれる土。6千年前まで湖だった阿蘇谷の最も低い…

雪の日にだけ出現する武蔵野の青い池

ここは北海道は美瑛の青い池・・・ではなく、東京23区内の武蔵野の残像が残る家の隣なのですが。深夜2時頃までに降り積もった雪は約30センチ。翌朝の天気は快晴ときたら、早起きするしかない。日の出と共に起床…

東北食べる通信 2018年1月号 赤藻屑

松島湾。日本三景なんてなんぼのもんやと思っていたけれど、参りました。この海はいままで行ったどこの海ともまったく違って、どこをどう切りとっても絵になるのだ。 松島をどこから見るのが美しいか?それは、塩竈…

東北食べる通信 2017年12月号 胡桃

東北食べる通信12月号の入稿が完了。2017年、最後の最後で最も濃密な編集が出来た。この地域の味わい深い濃厚な雰囲気を表現することは、東北に来たばかりの4年前では難しかったと思う。東北新幹線二戸駅を降…

武蔵野うどん屋の満州うどんと、壇流クッキング

満州うどん。最も近距離で食べられる、ここらへんで冬期、最も美味い食い物の一つである。家から徒歩5分、池の周りを半周ぐるりと散歩して行った先に店がある。満州うどんは「むさしの エン座」で食べられる冬季限…

東北食べる通信 2017年11月号 土垂

東北食べる通信11月号の入稿が完了。二度目の里芋、二度目の相馬。今回の生産者である菊地将兵さんは、取材一日目の夕方、港からもらってきた魚の生ゴミを鶏の餌にする為にドラム缶で煮込みながら、自分を育ててく…

ハマチのへべす締め

寒くなってきたぞ!日本酒の季節だ!今夜の酒の肴は「ハマチのへべす締め」すだちでもかぼすでも何でも良いが、脂の乗ってる魚と柑橘の組み合わせが美味い。絶賛ヘビーローテーション中である。最近は電車に乗ってて…

シイノキリトリート ウェブサイト

シイノキリトリートというウェブサイトができました。約一年ちょっと前に 小宮 真一郎 さんにお声がけいただいて以来、通うこと約30回。この土地の象徴である神奈川一円が見渡せるゆるやかなシイノキの丘でなに…

東北食べる通信 2017年10月号 玄米

東北食べる通信10月号の入稿が完了。東北食べる通信、ちょっと変わりました。編集体制が変わったこともあって、臨機応変に次ぐ臨機応変の編集部スタッフ総力戦である。編集長による熱い熱い農家さんに対する情熱の…

「自由への憧れ」の終わり

先月末放送が終了した2017年度前期のNHK朝ドラはかなりの朝ドラのイノベーションだった。1964〜68年の東京において、主人公である有村架純に、右肩上がりの成長はすべてではない、夢を見ることがすべて…

東京ベランダ通信・2017秋

リビングの背景に、日に日に存在感を増しているのが山形の里芋の在来種である甚五右ヱ門芋(じんごえもんいも)である。もともとは、東北食べる通信2014年10月号の表紙に撮影した芋から3シーズン育ててきたの…

Urban Vege Akishima 2020 収穫祭 バックキャスティング

これは、2020年に東京都昭島市で開催されるアーバンベジ・昭島2020という架空のフェスティバルイベントの会場案内を想定したA1サイズの地図パンフレットである。バックキャスティングと呼ばれる手法を用い…

東北食べる通信 2017年9月号 豚

東北食べる通信9月号の入稿が完了。二回目の豚。今回はデュロック種と呼ばれる豚で全体に毛並みが赤かったりちょっと紫がかっていたり、その名も「赤豚」としてブランド化されている。取材の中でバラ・モモ・ロース…

厳冬に天使舞い降りる夕陽の沼

水辺の風景というのは、どこへ行っても無条件に引き込まれるもので、北海道・東北地方の場合はハクチョウやマガンなどといった、シベリアとの行き来をする渡り鳥がその水辺の主人公となる。秋になると南下して渡って…

我々の仕事は「生々しさ再接続業」であるのかもしれない

空にちょこっと近い里山、知られざる神奈川県大井町の丘のツアーは、最近「シイノキリトリート」と命名されつつある。リトリートとはなにか。なにを回復するのかという説明をする上でのコンセプトは農体験を通した全…

東北食べる通信 2017年8月号 棒穴子

東北食べる通信8月号の入稿が完了。記念すべき50号にこの食材のチョイスというのが挑戦的というかなんというか。今回は日程の都合で現地に行けなかったので、写真はすべて 山下雄登 撮影。表紙の写真がどうなる…

中国式精進料理「普茶料理」方式でつくるけんちん汁づくり

空にちょこっと近い里山、知られざる神奈川県大井町の丘で。リトリート感覚の日帰り農体験の実験的ツアー第二弾を少人数で開催。ブルーベリー狩りの後の、今日のメインディッシュは丹沢を守る最年少の猟師である古谷…

東北食べる通信 2017年7月号 トマト

これまでいろんな赤をやってきた。最初は、創刊二号目の短角牛から、次に水蛸、槍烏賊、紅海老、海鞘、黒鮪、黒毛和牛と、いろんな赤があったけど、少しずつ茶色かったり、オレンジっぽかったりとムラがあったが、こ…

リトリート感覚の日帰り農体験

田植えぶりの、空にちょこっと近い里山、知られざる神奈川県大井町の丘で。リトリート感覚の日帰り農体験の実験的ツアーを少人数で開催。今回のメニューは夏蕎麦の刈り取り、蕎麦打ち(もちろん食べる)などなど。気…

食べられる風景がある街、トッドモーデン

今回の英国の旅の目的地トッドモーデン。街中に『食べられる風景』があるという街だ。人口2万人弱の街の、警察、病院、河川沿いの道、カフェの前、教会、駅のプラットフォーム、空き地、あらゆるところに食べられる…

ヨークでの日常生活と、ready-made meals

海外で一人歩きしたことはこれまでほぼ無い。無いのであらゆることを想定しながら、あとから考えると無駄な気苦労と心配を重ねながら突き進む。ほんと子供時代からのやり直しを迫られるもので、電車のチケットになに…

地下資源が風景をつくるということ

英国湖水地方、ウィンダミア。石造りの家をつくるこの国にも地域ごとの様式というものがあるようで、ウィンダミアに入った瞬間、羊よけの道路の石壁と家の外壁が真っ黒になった。それも、薄い石を何層にも重ねてまる…

蒸気機関から見えてくる英国の一次産業

英国人が発明した最も大きなものの一つは『蒸気機関』だろう。ここ、クロムフォードのSIR RICHARD ARKWRIGHT & CO.(1769年創業、現在は博物館)にて、はじめて蒸気機関当…

ハブロフスク黒龍江上空1万5千メートル

6月に入って突如英国行きの話が持ち上がった。詳細はおいおい説明していくとして日本を出て海外に行くこと自体10年ぶりで、前回10年前にも英国に行ったときに取得したパスポートが9月4日までなので丁度更新ギ…

東京ベランダ通信・2017夏

イチジクとレモンが実を付けた。イチジクは花が咲かないでいきなりある日実が付いているのを発見。レモンは花の7割は落ちてしまったが、3割程度着果する。日に日に大きくなっていく。ジャガイモもぐんぐん伸びて、…