インターネットがFacebookによって支配され始めた頃から、自分の見えている世界は、どうもかなり狭く偏っているのではないか、という疑問がつきまとっていた。ネットワークされているというにはどうにもなにか気持ちの悪いものを感じていて、最初にそれをはっきりと実感したのは、2013年7月21日に行われた参議院選挙のときだ。僕の見えている範囲で、いわゆる社会的起業家の親玉のような、鈴木寛氏が落選したあのとき。

東北食べる通信の取材の中で「昔は右翼思想っていうやつにかぶれてねぇ!」と豪語するとある秋田の60代の農家さんの話を聞いたときには、正直カルチャーショックだった。農家というのは基本的には保守だというのは頭で理解していたけれど、感覚としてはまるで解っていなかった。まるで極道の人かという迫力だったが・・・。東北に通う中で見えてきたのは、頭の良い人達が頭の中で作り上げてきた世界が、いかにちっぽけなものだったかということだった。

アメリカがどうなっていくのかということについて僕は言及できる立場でもないので、それ自体について思うことは現時点では特になにもないのだが、ここ最近で興味深く読んだ記事が以下の2つ。

あてどなきCHANGEの終焉|池田正昭
https://note.mu/ikedam/n/n566e8768f3e0

「集団」はなぜトランプや安倍晋三を求めるか?人類史からトランプ勝利を読み解く│森達也のワールド・ウォッチング
http://courrier.jp/columns/67577/

雑誌「広告」の元編集長で、国内における地域通貨アースデイマネーの創始者である池田さん。これまでどちらかというと CHANGE を標榜とされてきた池田さんは、最近お産についての啓蒙をされているようだけれど、彼の中でおきていたと思われる葛藤にいまとてもシンパシーを感じる、名文。