鷭(バン)子育て中。かれこれ10日ほど前だったか、水辺の茂みに座り込んでいるメスのバンの周りに、オスのバンがせっせと葦を運んで巣をつくっていた。たまたま居合わせたおばちゃんによると「毎年同じ場所で子育てしている」んだそうだ。それから何度か気になって通りがかるたびに見てみても微動だにしないメスがいるだけ。今日通りかかったらもう雛が誕生。オスは今度はせっせと虫を捕まえては巣に運んでいた。画像下の方にこそっと出てくるのがオス。基本巣には入れてもらえない。
巣をつくり、餌を運び、オスは大変やなぁ、と、思いつつ、しばらくするといなくなった。遊びに行ってしまったのだろうか、それとも餌の確保に手こずっているのだろうか。そんなオスを待ちきれなくなったのか、メスのバンは雛を残して餌を獲りに水辺に降りていく。そんなスキにカラスに雛がやられるとも、限らないのだが。今のところ無事のようである。
300mmレンズの世界は、これまで見えてこなかった生き物のけっこう微妙な生態まで写し出してくれる。
追記。4月6日。もうそこにはバンの一家は居なかった。無事に旅立ったのか、それともカラスにやられたんだろうか。
追記。4月12日。あのバンの親子がいた!もう巣は使っていないようで、雛が親鳥にちょこちょこ付いていく。ソメイヨシノも散って、あっという間に新緑だらけになり、雛もすごいスピードで大きくなっていく。
この投稿へのコメントの RSS フィード。 / TrackBack URI