トウモロコシの穂が出てきた。この写真の構図が、僕の祖母が描いた絵の構図とそっくりだそうである。そんなこと当の本人はまったく意識していないのだが。
僕がものづくりをできているのは、大きくわけて2つの理由によってできているのだと自覚している。1つは、先天的要員で先祖から引き継いだもの、魔女の宅急便で「血で飛ぶ」と言っていたあれ。父、叔父、祖母と芸術畑なので、父方の家系から強く引き継いだものがあることは誰が見ても明白。もうひとつは、後天的要員、おそらく幼少期に欠如した体験が呼び起こしているもの、の2つが存在していると、考えている。
この2つ目は、強烈な自己否定感情に直結していて、良くも悪くもさまざまなことを引き起こす原因であるのだが、後天的な要因は体の筋肉だったり、肉体が記憶していて、消去することもできるのだという。ただし消去した結果、なにが消えてなにが残るのかは解らない。なんとなく自分ではその心当たりがあるのだが、果たして消すべきなのかどうか、とても悩ましいところ。さてはて。
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