府中に住むライターの森王子こと Akihico Mori が、えらくシズル感のある向日葵を撮っていたので、畑の住所を教えてもらって撮ってみた。みたのだが、なにかが違う。そう、彼が撮っていた向日葵は、ちゃんと太陽の方向を向いていて、太陽の光を燦々と浴びた写真だったのだ。ところがこれは、向日葵は太陽を向いているどころか、まったく逆の方向を向いていて、午後の光を背中から浴びた結果、見事なまでの逆光、中央の種の部分が暗くなってしまって向日葵らしさが半減、そう、向日葵とは中央の種がフィボナッチ数列によって137.5度で配列されて渦巻いているあの箇所に!光が当たってこその、向日葵なのだ。
これが失敗作。
ここの向日葵はほぼ全て東の方角を向いており、調べてみたところによると、向日葵が太陽を追って動くのは生長が盛んな若い時期だけ、だそうな・・・。おそらく、彼の撮った向日葵は午前中の光なのではないか、これは住人の勝ちだなぁ、と、得心した。現場まで行ってみるといろいろ解るもんである。行ってなんぼのもんである。結局、hanasaka時計につかう写真は彼が提供してくれたのでした。しかもソニーαのカールツァイスレンズで撮ってるそうで。またソニーに戻ろうかなと、心が揺らぐ次第である。
しかし今回は完敗である。やっぱり撮影は朝でないとどうにもならないことがありありと解る。撮影:Akihito Mori
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