写真は2012年3月。全部で70羽近くの白鳥がやってきた日の夕方16時半頃。菊地さん撮影。秋田県の潟上市で米づくりをしている 菊地 晃生 さんと今朝、朝の犬の散歩をしていると田んぼの方から「クォークォークォークォー」という鳥の声が聞こえてきた。白鳥だ。冬期湛水でお米をつくっている菊地さんの田んぼに初めて白鳥がやってきた2010年1月24日のことを聞いた。



「クォークォークォークォー」と鳴くんだ。カキクケコのクかコが入る。コホォっていう感じ。あと羽の音だね。「バサバサバサバサァー」っていう、低空飛行の時は羽の音が聞こえてくる。雪が積もっているときは音を雪が吸い込んでしまうから、静かになるんですよ。音が反射しなくて。そのときに白鳥が飛ぶあの音がなんともいえなくて。

うちの田んぼに来てくれたんだ!っていうのが嬉しかった。それを目指して米作りを始めたから。

新潟から関東の方まで越冬してた白鳥がシベリアに帰るときに、空を高く飛んでるやつらが暖かくなってきてこのまま春になりそうだけれど、急に寒波が戻ってきた日にどこかで休まなければいけないような日に、ふっとここらへんに白鳥がやってくる。

近所のおばちゃんが「落ち穂を食べにきたんだね」って言ってたんだけど、たぶんそうじゃないんだよね。白鳥が来てくれるために水を張ってたから。ドジョウもいるはずだし。食べ物があるから来るんだけれど。白鳥が飛んできて空を見ていたら、田んぼの上あたりで羽を休めて旋回し始めて。降りてくるなー、って見てたら10羽くらい降りてきた。

降りた後に交信しているんだよね。「無事だったか!」みたいな会話をしてるんだよね。ボスが仲間と認めるか認めないかみたいなのがあって、羽をバサーっと広げる儀式があるんだよね。




菊地家に行く途中、羽後飯塚駅からちょっと北の線路越しに、それはそれは詫びた感じのある社を見つけた。奥に見えないけれど、八郎潟と大潟村があり、奥に見えている山々が男鹿半島。

菊地さんの田んぼ ファームガーデンたそがれ
http://farmgarden.jimdo.com/