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地方創生時代の終わり

今月末をもって、7年間通い続けた岡山県西粟倉村というかエーゼロ社に関わる仕事から離れることにしました。いろいろ言いたいことは山ほどあるけれど、ものをつくる上での手が動かなくなり、心も動かなくなり、潮時…

カマキリ

一昨日ベランダにて、先行して一匹だけこの世に誕生してしまったカマキリが、この寒さでどうなることやらである。かろうじてプランターのほうれんそうについているアブラムシを食べているような。 4月2日、わらわ…

隠れ里のラピュタ、見つける

隠れ里のラピュタ、見つける。かつての王の墓。鎌倉が見える丘で、かれこれ600年眠っている。丘のてっぺんに明らかに手の加えられていない常緑の広葉樹(鎮守の森)が植わっており、そこに地元の人でもほとんど知…

東北食べる通信 2017年2月号 牛乳

東北食べる通信の表紙は基本的に、食材そのものを撮るようにしてきた。なので今回も現地で搾りたての牛乳を前にしばらくねばった。ねばってはみたのだが、結局どれだけ良い牛乳でも、それをそのまま写真としてお伝え…

東北食べる通信 2017年1月号 早採若布

長かった。通常、月末に取材して、12日前後にレシピ撮影を行い、13〜15日あたりには写真、イラスト、文章、などなど、が揃い最後の調理を行い、16日には印刷の(株)イニュニックに入稿するという流れでつく…

高尾山に群生する霜柱の花

先日の大寒波の日に見つけた霜柱の氷柱。これでもれっきとした植物で、シモバシラの花、と呼ばれたりする。枯れた茎の中に水が吸い上げられて、気温が氷点下になると水が凍って、茎から氷の花が咲くという仕組み。 …

魔法の塩レモンおでん

住んでる場所柄、普通の青首大根の2倍〜2.5倍ほども長い大根がこの時期簡単に手に入る。これをどうしたものか、と、思っていたところ、スーパーで売っていた「メイヤーレモン」なるレモン(レモンとオレンジの掛…

正月帰るってどこに?

「正月帰るってどこに?年末年始正月という日ほど、家族が居ないことを突きつけられる日はない。」と言う友人がいる。母親を亡くし、父親も失踪した彼女に頼れる血縁の家族はいなかった。そんな彼女は「年越しいのち…

東北食べる通信 2016年12月号 黒毛和牛

印刷会社の年末進行ということもあり、本来の入稿期限である15日の夜、とはいかないまでも、16日の午前中に入稿できた。表紙は、ぎっくり腰になった翌日、撮りに行けなかった郡山のセリでつるされていたという枝…

まるまる一匹の魚から見える、部分と全体

とある都内の魚屋にて。そこはいろんな魚がまるまる一匹売っているという珍しい魚屋である。いまの時期だと、ハタハタ、どんこ、ハマチ、あー、あとなんだったっけ、ズワイガニもアオリイカも、はたまた新巻鮭まで、…

香箱蟹

12月に入ったので、香箱蟹を肴に新酒を飲む。毎年恒例化してきた。11/7〜12/31までだけが漁期の香箱蟹。忙しさにかまけていると、忘れてしまう。 『香箱ガニとは北陸地方で獲れる雌のズワイガニのこと。…

東北食べる通信 2016年11月号 洋梨

野本さんのラ・フランスは花だった5月から数えて計3回通った。丁度5月号蔵王ハーブの取材(5月3日)の前日に花を撮影していた。2回目は収穫のとき、3回目は出荷のとき。農産物はいきなり収穫のタイミングで取…

カリンをハチミツで漬けてみた

フェイジョア、ラ・フランス、カリンが同時に部屋の中で熟成してきて、甘ったるい香りがごっちゃ混ぜに充満中。秋の香りに満ちているというか果物屋に暮らしているようだ。 カリンというのは木工業界では恐ろしく堅…

閉ざされていくインターネットと世界

インターネットがFacebookによって支配され始めた頃から、自分の見えている世界は、どうもかなり狭く偏っているのではないか、という疑問がつきまとっていた。ネットワークされているというにはどうにもなに…

今年一番の干し柿

弾丸日帰り山形へ。かみのやまの農家 北澤 正樹 さん宅にて、今年一番の干し柿をかける瞬間を撮る。蔵王の峰に雪が降ると、蔵王おろしが吹いてくるようになって、その冷たい風が干し柿を甘くさせるんだそうである…

東北食べる通信 2016年10月号 蕎麦

40号目にして初めての東北開墾の拠点であり、編集長の地元でもある岩手県花巻市を取材した。今回取材先である、酒勾徹さんの農園ウレシパモシリに行ったのは、もうかれこれ3年半も前の2013年の、まだあたり一…

ヤマメのコンフィとラフランスの芋煮

東北の秋の味覚を味わう。山形県大江町の 稲葉 鮎子 吉田 勝信 夫婦宅にて、ラフランスの芋煮を作ってみた。 前菜は「もって菊」山形県では食用菊を食べるらしく、さっと茹でて、醤油で和えて、更に山形風に食…

夕陽を受けて燃えるような色の蕎麦

東北食べる通信10月号取材中。通ったことは数えきれず、取材先としてははじめましての花巻市。日中の岩手は涼しく、生きていく上ですごく快適な気温である。東北地方、当然のことながら秋の進行は毎年早くて、全体…

東北食べる通信 2016年9月号 鰆

3回連続の海・魚介類が終わった。取材で出た初めての日本海はあおかった。蒼・碧・青、どの漢字が最も当てはまるのか悩ましい。アオというよりは鮮やかな水色というか、そこにまだ強烈な夏の終わりの太陽光がサワラ…

初めての日本海

初めての日本海の漁船の取材。午前4時出航、山形県鶴岡市沖2km付近の近海で、正午12時帰港までの約8時間の漁の取材に出た。延縄漁で、獲物はサワラ。日本海といえば、荒れ狂う白波と曇天という出来上がったイ…

東北食べる通信 2016年8月号 眼梶木

急遽、5日間に渡る太平洋上の船上取材だった。そうです。写真は主に船上カメラマンを名乗る 山下 雄登 が撮影。38号目にして遂に現地取材に行けなかったが、編集長 高橋 博之 の思い入れの強さで出来上がっ…

発酵する正餐 メニューパンフレット

全国各地の発酵食品を、アル・ケッチァーノの奥田政行シェフが監修・料理し、身体と知識の両方が喜ぶ知的エンターテイメントなひととき「発酵する正餐」イベントのメニューパンフレットを、この企画の仕掛け人である…

東北食べる通信 2016年7月号 蜆

しじみというものが放つ独特の艶やかさがある。おそらく、湖面から出てきた瞬間のしじみは、こんな、ぬめっとした、黒光りした姿をしているのです。まだ半分湖水に浸かっているしじみ。(撮影:黒田知範)彼はおそら…

東北食べる通信 2015(3年目・25号〜37号)

東北食べる通信 2015年7月号 大蒜(青森県田子町) 久しぶりに約1年ぶりに緑色の表紙であります。じりじりと照りつけてくる太陽と、汗とほこりにまみれながらの取材。いろんな意味で、土とはなにかを考えさ…