赤皿貝、このまったく聞いたことの無い食べものを完全にナメておりました。ホタテの小さいやつ、しかも雑物(付着生物)として牡蠣にくっついてるやつっていうから、そもそも期待値ゼロでした。ところがここのところ雨天続きだった取材が、3号ぶりの晴天、朝6時の港は黄金色に輝いており、表紙もバッチリ晴天下の水揚げ直後の生き生きとした開いた赤皿貝が撮れた。今回の漁師、佐々木さんは僕が過去14〜5回漁船に乗ってきた中で、たぶん最も繊細な操船技術だったんじゃないだろうか。それよりなにより、今号のお勉強企画イラストページのイラストレーターのお二人と、担当ライターのお二人のとても素晴らしい、付着生物をめぐる生態系の宇宙の話と、日本の漁業の歴史について、可視化されたことに驚いております。