リビングの背景に、日に日に存在感を増しているのが山形の里芋の在来種である甚五右ヱ門芋(じんごえもんいも)である。もともとは、東北食べる通信2014年10月号の表紙に撮影した芋から3シーズン育ててきたので、曾孫にあたる。そもそもベランダに食べものを植えてみることは、この甚五右ヱ門芋から始まったのだった。在来種というのは生命力がとても強く、今考えてみるととてもベランダ向きで、肥料も農薬もなくても枯れること無く育つ。逆にトマトやキュウリなどなど、人の手をかけることを前提とした品種は、失敗しがちな気がする。さながらそれは、定型フォーマットを日々こなすサラリーマンと、山賊の違いとでもいうか、味も全然違うが、生命力が根本から違うということを育ててみて更に理解を深める。


1年目、2年目は深さ30cmの土で育てていた為か、葉っぱの背丈も大きさもそこそこにしかならなかったのを、今期は深さ60cmまで増やしてみたところぐんぐん成長、見事畑のサイズに近づいた。芋類は土の深さがモノを言うらしい。もはや通路までめいっぱい葉っぱを広げ、ベランダのかなりのスペースを占有している。


春から継続しているもの:レモン、ホースラディッシュ、白茄子、アスパラガス、パッションフルーツ、イチジク、ハーブ類

夏に終了したもの:トマト(全滅)、きゅうり(全滅)、山椒(収穫)、じゃがいも(収穫)、玉葱(収穫)、蓮(全滅)、トウモロコシ(全滅)、枝豆(全滅)

夏に追加したもの:ゴーヤ、カボチャ、落花生

最近冬に向けて追加したもの:芽キャベツ(順調)、ロマネスコ(ぼちぼち)、ハナオクラ、人参


背丈のあるものが夏に一旦ほぼほぼ全滅したので追加したハナオクラ。花を天ぷらなどにして食べられる。一日咲いてすぐ落ちてしまうので、タイミングが難しい・・・。


6月に2つ白茄子を実らせ、収穫後7月の台風5号明けの強烈な日差しにやられ葉っぱが全滅したものの、秋ナスの季節になると、ちゃんと葉っぱが戻った後、花がまた咲くということが解った。


DIYの余り材を活用して、ワイヤーを張り蔦類のための場所を壁に這わせてつくってみたものの、陽当たりがイマイチなのか、トマトきゅうりが全滅後、ゴーヤと、カボチャが繁栄している。しかし、いずれも雌花がなかなか蕾をつけず、圧倒的な男社会。子孫繁栄はできるのだろうか。


男社会解消のために、蜂寄せを調べていたらコンパニオンプランツなる概念があることを発見。ゴーヤとカボチャには、葱類との相性が良いらしく、ウリ科野菜と混植するとウリハムシなどの害虫を遠ざけてくれるらしい。葱はスーパーで買ってきて上3/2を使った後の根っこ部分を植えるとまた生えてくる。


左から、芽キャベツ、ホースラディッシュ、人参、落花生。ホースラディッシュは春先、アオムシの大群に襲われ葉っぱがボロボロに。


最近、収穫後のイチジクの木に住み着いたカミキリムシ。実は害虫で、イチジクの木に卵を産み付けようとしているらしい。真夏に一旦減った虫の襲撃が、秋になって涼しくなると増えてくるようだ。なんとなく住人が増えて嬉しいような悲しいような。



東京ベランダ通信・2017夏
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